目次
Webサイトの主要な機能一覧
Webサイトの主要な機能は、以下の15項目です。
- ユーザー管理機能
- コンテンツ管理機能
- 会員ページ機能
- ブログ機能
- ニュース配信機能
- サイトマップ機能
- 検索機能
- SNS連携機能
- RSS配信機能
- 決済機能
- スマホ対応機能
- データベース機能
- フォームの作成・管理機能
- SEO関連機能
- ページの複製・テンプレート化機能
これから各項目の特徴や目的を見ていきましょう。
1.ユーザー管理機能
企業がWebサイトを運用する場合、複数人が制作や運用に携わることがほとんどです。そのため、責任者やディレクターとしての権限と、実際に作業を行う人が必要な権限を管理する機能があると便利です。こうしたユーザー管理機能により、機密情報の漏洩や不要なデータ・コンテンツの改変を予防できます。
2.コンテンツ管理機能
一般的なWebサイトの作成には、HTMLやCSSといった知識が欠かせません。しかしWebサイト上の各種デジタルコンテンツの作成・編集・保存・公開を一括で管理できる「CMS」でWebサイトを制作すると、こうした専門知識がなくてもコンテンツの作成・管理が行えます。
コンテンツ管理以外にも、サイト訪問者の数を可視化したり、問い合わせへの対応ができたりと、効率的な運営が行いやすくなるでしょう。
3.会員ページ機能
Webサイトから集客したい場合に使う機能です。会員ユーザーを登録し、権限を設定すると閲覧できるページに制限を設けられます。
会員ページ機能を使うと、見込み客のリストを効率よく作成可能です。企業名や連絡先などを登録した訪問者に対し、特別なコンテンツのログイン権限を与え有益な情報を提供できます。
また取得した会員情報やリストなどを営業部門に共有することも可能です。
4.ブログ機能
コーポレートサイト以外にも、ブログとして別のドメインを管理できるCMSを利用すると、顧客育成(ナーチャリング)に有効です。
ブログ用として別のCMSを利用するよりも同じCMSで別ドメインに設定した方が、集客効果を期待できます。手軽さと効果を得たい場合は、ブログ機能付きのCMSを選ぶとよいでしょう。
5.ニュース配信機能
新製品の情報やキャンペーン情報など、ユーザーに届けたいニュースを簡単に更新できる機能です。
ニュースはほかのコンテンツよりも更新頻度が高いため、古いニュースがアーカイブされる機能があると管理しやすいでしょう。
ニュース配信機能はWebサイトの新着・更新情報を配信するRSSなど一般的なコンテンツと異なる仕様が多いため、機能として独立しているものを選ぶとよいでしょう。
6.サイトマップ機能
コンテンツの削除や追加は、Webサイトをしていくうえで欠かせません。そのため自動的にサイトマップを更新できると業務負担を減らせます。
Googleクローラーに効率よくページを読み込んでもらって検索順位の更新を早めるためにも、XMLのサイトマップを自動生成してくれる機能があると効率的な運営につながるでしょう。
7.検索機能
Webサイト内に検索窓をつけると、ユーザーが探している情報へ最短でアクセスできるようになります。検索機能には、CMSの独自システムやGoogleのカスタム検索の埋め込みなどが挙げられます。Webサイトに合ったものを利用してみてください。
8.SNS連携機能
コンテンツをSNS上で簡単にシェアが行える機能です。WebサイトではTwitterの「いいね」や「リツイート」、LINEの「LINEで送る」などのボタンを設置することが多いです。
自社でSNSアカウントを運用している場合、サイトコンテンツの更新に連動して投稿できる機能を搭載しておくと訪問者の増加を見込めるでしょう。
こちらの機能は、タイトルと記事へのリンクやディスクリプションの一部を表示するなど、細やかな表示設定が可能です。
9.RSS配信機能
Webサイト更新情報を自動的にユーザーへ届ける「RSSフィード」を配信するために欠かせない機能です。RSSフィードを配信すると、広く知らせたい情報を簡単に登録ユーザーへ届けられます。
10.決済機能
サイト上から直接、商品やサービスを販売する場合に決済機能が必要です。サイトからの販売やECの運営を検討している企業は、決済機能が付属できるCMSを選ぶと利便性が高いでしょう。
11.スマホ対応機能
Webサイトはパソコンだけでなくスマホからのアクセスも増えています。そのためスマホ対応機能を備えることが欠かせません。しかしCMSにスマホ対応機能がなければ、新規ページを追加する場合に別途スマホへ対応したページを作る必要があります。
スマホ対応機能が搭載されていれば、PC向けのコンテンツを作成すると自動的にスマホへ最適化されたページが表示できるため便利です。
12.データベース機能
データベース機能があれば、商品情報などをまとめて検索しやすくなります。例えば、データベース機能が搭載されているCMSでは、商品情報ページ作成時にイチから情報を手打ち入力しなくても、CSVファイルをアップロードするだけで手軽に作成可能です。
13.フォームの作成・管理機能
フォームの作成・管理機能があれば、Webサイト上から見込み客の情報を簡単に集められます。集客機能を実装したい場合、ユーザーの会社名や氏名などを入力するフォームページを手軽に作成可能です。
14.SEO関連機能
SEO関連機能があれば、「タグ」を簡単に設定できるため、上位表示が狙いやすくなります。
titleやdescription、h1・h2などSEO上必要なタグを打ち込むことなく編集画面上で付帯でき、SEO対策をコンテンツに施すことが可能です。CMSを選ぶ場合、SEO関連機能の有無も確認しておきましょう。
15.ページの複製・テンプレート化機能
ページの複製やテンプレート化機能があれば、似た構成のコンテンツを作りたいときに役立ちます。
テンプレートを使用した場合、見出しや定型文が入った状態でのコンテンツ作成が可能なため手間を省けます。
ページの複製が可能であれば、画像やテキストを入れ替えるだけで、異なるコンテンツを効率的に作れます。
Webサイトの機能依頼をする際の3つのポイント
Webサイトの機能依頼をする際、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 目的
- 納期
- 予算
Webサイトに追加の機能を付帯すると、金額や納期が通常よりも異なってきます。ここではポイントをそれぞれに分けて解説しますので、見ていきましょう。
ポイント1.目的
最初に自社サイトや付帯する機能の目的を明らかにしましょう。目的が複数ある場合は、優先順位をあらかじめ決めておくと効果的なWebサイトを作れます。
サイトの目的によってWebサイトのデザインや実装すべき機能は変わるため、目的が曖昧なままだと方向性が定まらず失敗する可能性が高くなります。事前にサイトの目的やそれに応じた付帯機能をしっかりと検討しましょう。
ポイント2.納期
Webサイト制作時に機能を追加すると、完成までに要する日数が変わります。追加したい機能があやふやなままだと、最終納期が定まらないため、トラブルが生じやすくなります。追加機能や期限があやふやなまま発注せず、双方が事前に協議して適切な納期を設定しましょう。
ポイント3.予算
Webサイト制作にかかる費用は、搭載する機能やデザインなどによって大きく異なります。一般的なCMSをベースにアレンジを加える場合は20万〜30万円程度が相場です。しかし独自のシステムや複数の機能を実装すると、100万円を超える場合もあるでしょう。
先に予算を定めた上で、追加機能を検討することをおすすめします。予算を決めておけば、本当に必要な機能だけに絞ることにつながり、結果として目的・納期・予算を満たしたWebサイトの作成につながるでしょう。
まとめ
Webサイトの主要な機能の特徴や、Webサイト制作を依頼する際のポイントを解説しました。自社に適した機能を備えたWebサイトを作れると、集客や情報発信のツールとしてWebサイトが大いに役立ちます。目的に応じて必要な機能を備えた自社サイトを作成し、効果的な運用していきましょう。