Chatworkとは?
どんなツール?
Chatworkは日本発のビジネス向けチャットツールです。日本人ユーザーに向けて作ったチャットツールで、安心して利用できます。
PCはweb版のみで、スマホにはアプリが用意されています。もちろんスマホでもweb版を利用できますが、アプリの方が使いやすいのでおすすめです。複数端末からChatworkを利用することも可能です。
チャットルームの構造については、個人チャットとグループチャットのみです。LINEと似た構造になっているので、混乱することは少ないと思います。
料金プラン
Chatworkにはいくつかの料金プランが用意されていますが、管理者ではないユーザーの方は基本的にはフリープランで十分だと思います。
ただし、フリープランは制限が多いので、以下の人は有料プランも検討するといいと思います。
- 40日以上前のメッセージを見たい人
- 大量のメッセージを後からも読みたい人(5000件以上)
- 複数とビデオ通話したい人
- ブックマーク機能をつかって古いメッセージを見返したい人(ブックマーク登録しても閲覧できるのは40日以内、最新5000件までのメッセージしか閲覧できない)
管理者の方は、この他にも管理に関わる部分で制限が多くかけられているので、有料プランを検討してください。
特徴
- アカウント作成が簡単
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メールアドレスがあればすぐにアカウントが作れます。PCはweb版しかありませんが、Googleアカウントで登録しておけば、再ログインが非常に簡単にできます。
- 複数端末での連携が簡単
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同じアカウントでログインするだけで、異なる端末でも同じメッセージを見ることができます。同期もほとんどラグがないので、ストレスなく複数の端末でChatworkを使うことができます。
- メッセージに対するアクションが特徴的
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他のチャットツールやメールとは少し違う操作をします。どちらかというとSNSや掲示板に近いかもしれません。後ほど詳しく解説します。
Chatworkの始め方
管理者としてChatworkを始める人より、ユーザーとして始める人が多いと思うので後者の手順を説明していきます。
入力欄にメールアドレスを入力する、もしくはGoogleアカウントを利用してアドレスを登録します。
Googleアカウントを使って登録した方が個人的にはおすすめです。web版の再ログイン時、アプリ版のログイン時にアドレスやパスワードを入力する手間が省けます。
メールアドレスを登録すると、下記の画面になります。
この画面になったら、下記の画像のメールが届くので「アカウント登録」をクリックして登録を続行します。
電話番号・個人利用or法人利用・会社情報などを入力します。
入力したら「同意して始める」をクリックする
登録が完了すると、登録したメールアドレス宛に登録完了メールが来ます。
メール内の「Chatworkを開く」をクリックします。
STEP4で「Chatworkを開く」からChatworkのログイン画面に飛びます。
登録した情報を入力して、ログインしましょう。
Googleアカウントで登録した場合は、入力画面下部にある「Google(アカウント名)でログイン」をクリック
ログインできれば準備完了です!
Chatworkの基本的な使い方
各所機能
基本的な操作を説明する前に、PC版の画面を例にChatworkの操作画面について解説します。
- 1.チャット・ブックマーク切り替え
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(2)のエリアをトークルームとブックマークに切り替えます。トークルームでは自分が参加しているトークルームが一覧で表示されます。ブックマークではブックマーク登録したメッセージが一覧で表示されます。
- 2.トークルーム一覧
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トークルームをここで切り替えられます。トークルームのピン留めも可能で、ピン留めすると上の方に固定できます。
- 3.マイチャット
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自分だけの専用トークルームで、メモとして使えます。チュートリアルが最初から書き込まれています。
- 4.検索欄
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全てのトークルームからキーワード検索ができます。
- 5.メニュー
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全てのトークルームでのタスクやファイルを一覧で見ることができたり、ヘルプを見ることができます
- 6.アカウント
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ログインしているアカウントが表示されています。ここからプロフィール編集もできます。
- 7.トークルーム名
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選択したトークルームの名前が表示されます。
- 8.メンバー
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選択したトークルームに参加しているメンバーを見ることができます。ここからコンタクト申請もできます。
- 9.トークルームメニュー
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選択したトークルーム内を検索したり、ファイルをまとめて見ることができます。
通知をミュートにすることもできます。
- 10.タイムライン
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選択したトークルームのメッセージがここで見ることができます。
- 11.アクションボタン
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ここから返信やリアクションなどができます。詳しくは後述します。
- 12.入力欄
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トークルームに書き込む場合はここにテキストを入力します。
- 13.概要欄
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トークルームの重要な項目を見逃さないように概要に書き留めておくことができます。
- 14.タスク欄
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トークルームで依頼された項目をタスクとして登録するとここで一覧として見ることができます。
メッセージを送る操作
入力欄にテキストを入れてメッセージを送信する場合の操作を解説します。
- 通常の書き込み
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入力欄にテキストを書き込み、送信ボタンを押すとタイムラインにメッセージを送ることができます。
この場合、トークルームのメンバーに通知は出ませんが、未読メッセージがあることを知らせるマークだけ表示されます。(LINEの通知ミュートのイメージ)
絵文字を使いたい場合は、画像内A(顔マーク)をクリックすると絵文字を入力することができます。
- TO付きで送る
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画像内B(TOマーク)をクリックするとトークルーム内のメンバーが表示されます。送りたい相手を選択して、通常の書き込みと同様に送信します。
この場合、TOをつけた相手に音声やポップアップなどの通知がいきます。(LINEの通知のイメージ)
基本的にはTOをつけて送信することをおすすめします。
全員にTo付きで送りたい場合は、Bで表示されるメンバーの中に「ALL」があるので、それを選択すると全員に通知ありのメッセージを送ることができます。
- 添付ファイル付きで送る
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画像内C(クリップマーク)をクリックすると、ファイルを選択する画面が出てきます。添付したファイルを選択したら、下画像のウィンドウが立ち上がります。
赤枠部分で一緒に送りたいメッセージを通常通り作成して、ウィンドウ下部の送信をクリックすれば完了です。
- ビデオ/音声通話する
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画像内D(ビデオマーク)をクリックするとトークルーム内のメンバーが表示されます(下画像)
メンバーを選択して、ビデオ通話/音声通話をクリックするとタイムラインに通話が開始されたことが表示されます。
通話相手がタイムライン上の「Chatwork Liveを開始する」をクリックすると通話が始まります。
送られてきたメッセージに対する操作
タイムライン上のメッセージに対する操作を解説します。
メッセージにカーソルを合わせると、下画像のようなタブが表示されます。
- 返信
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送られてきたメッセージに対して返信することができます。このときメッセージには「RE」が付き、送り主に対して通知が送られます。
- 編集
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自分が送信したメッセージの場合、「返信」ボタンが「編集」に変わります。メッセージを後から編集することができます。
- リアクション
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メッセージに対してリアクションを絵文字のみで送ることができます。簡単な返信はこれで済ませることができます。
たとえば以下のようなリアクションができます。
- 了解
- ありがとう
- おめでとう
- わーい
- すごい
- いいね
「了解です」「ありがとうございます」といった返信だけでタイムラインが埋まることを防ぎ、大事なメッセージを見逃しづらくなるので、個人的には積極的に使っていきたい機能です。
- 引用
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タイムラインのメッセージを引用して、新たにメッセージを作ることができます。
「引用」をクリックすると入力欄に[引用][/引用]で囲まれたテキストが入力されます。この中(赤枠部)のテキストを編集することもできます。
引用すると下画像のようにメッセージが表示されます。
- ブックマーク
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メッセージをブックマークに登録します。ブックマークに登録したメッセージは、一覧でみることができます。
フリープランの場合、ブックマークに登録しても、閲覧制限(直近40日以内に投稿された最新5000件まで)に引っかかったメッセージは閲覧および操作ができなくなってしまうので注意が必要です。
- タスク
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メッセージをタスク化し、タスク欄に登録することができます。
- リンク
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特定のメッセージへジャンプできるリンクを作成することができます。
- その他(「・・・」マーク)
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メッセージをコピーしたり、未読に変更したりできます。
自分が送信したメッセージであれば削除も可能です。
おわりに
Chatworkについて解説しました。
私自身、初めてChatworkを触ったとき、特にTO付き送信、引用、添付に苦戦しました。「しました」と言っても数ヶ月前の話なので、すぐ慣れて問題なく使えると思います。
また、個人的にSlackやTeamsも使ったことがありますが、それらよりも苦戦している人が少ないように思いますので、初めての方も安心して使えるツールだと思います。