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【2024年版】おすすめのヒートマップツール10選!種類やメリット、選ぶ際のポイントを徹底解説!

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【2024年版】おすすめのヒートマップツール10選!種類やメリット、選ぶ際のポイントを徹底解説!

ヒートマップツールは、サイト内でのユーザーの行動を色分布で示してくれるため、一目見れば計測結果がわかります。初心者でも使いこなしやすいため、Webマーケティングの分析ツールとして取り入れている企業は多いでしょう。

この記事では、ヒートマップツールについて種類やメリット、おすすめなヒートマップツール10選をご紹介します。ヒートマップツールにもさまざまな種類があるため、必要な機能が搭載されているヒートマップツールを選びましょう。

イッパイアッテナ

はじめまして、イッパイアッテナです。

ITと教養で、優秀なネコの手となり、あなたのあらゆる問題を解決します。あなたの相談役だったり、デザイナーだったり、広報だったり、わたしたちは”イッパイ”の顔をあなたに見せることができます。

ヒートマップツールとは?

ヒートマップツールとは、ページ内でのユーザーの行動を色で示すツールです。具体的には、以下の内容を計測できます。

  • ページ内でのエリア別閲覧時間
  • どのボタン・バナーがクリックされているか
  • どこで離脱が起きているか
  • ユーザーのマウスの動き
  • 全体のうちどこまでスクロールされているか

上記の項目をサーモグラフィーのようにクリック率が高かったり、スクロールして多く見られていたりする箇所を濃い色で表します。そのため、ユーザーの目にとまりやすい箇所や流し読みされてしまう箇所が一目見てわかるのが大きな特徴でしょう。

ヒートマップツールが注目される理由

ヒートマップツールが注目されている理由は以下の2点があげられます。

  • ユーザー目線でサイト内を見れるため改善策に向けた視野が広がる
  • 視覚的な情報でデータを表示するため改善点がわかりやすい

ヒートマップツールはサーモグラフィーのように色でユーザーの行動を示すため、ユーザー目線をわかりやすく可視化できるのが注目される理由の一つです。バナーデザインやボタンのキャッチコピーなど、クリック率が高い場所がすぐにわかります。

それだけでなく、ページ内でどのエリアを見てからボタンをクリックするのかなど、ユーザーがコンバージョンを起こすまでの流れまで確認できます。離脱率が高い場所と比べるなどして、効率よく改善点を見つけられるのが大きなメリットです。個人や企業問わず多くのユーザー数を誇るツールと言えるでしょう。

ヒートマップツールの主な種類

ヒートマップツールの種類として、主に以下の3つがあげられます。

  • スクロールヒートマップ
  • マウスグラフィヒートマップ
  • クリックヒートマップ

ここからは、それぞれのヒートマップツールについて特徴を詳しく解説します。3つとも計測できる内容が異なるため、サイトに合わせてメインで計測したいことを洗い出しておきましょう。

スクロールヒートマップ

スクロールヒートマップでは、1ページのうちユーザーがどこまでスクロールしているのかを色で表すヒートマップツールです。

1番上は色が濃く、スクロールされずに離脱されていれば下へスクロールするに従って薄い色になります。スクロールヒートマップでは、離脱が起きているとされる色が薄い箇所を修正すればCVRの向上につながるでしょう。

マウスグラフィヒートマップ

引用元:SiTest 公式ウェブサイト

マウスグラフィヒートマップとは、ページ内でのユーザーのマウスの動きを色で表すヒートマップツールです。ユーザーは注目している箇所にマウスを合わせることが多いでしょう。

そのため、マウスの滞在時間が長かったり多くのユーザーがマウスを合わせていたりする場所は注目されているエリアであることがわかります。反対に色が薄い箇所はあまり見られていないため、色が薄い箇所のデザインやキャッチコピーを改善するといいでしょう。

クリックヒートマップ

クリックヒートマップでは、バナーやボタン、リンクなどがクリックされた場所を濃い色で表示します。クリックヒートマップで計測する部分は、多くのWebサイトの目的であるコンバージョンに直結します。

スクロールやマウスグラフィの計測結果も重要ですが、コンバージョンの向上を目的としている場合はクリックヒートマップがおすすめでしょう。

ヒートマップツールを導入する3つのメリット

ヒートマップツールを導入するメリットとして、以下の3つがあげられます。

  • ボタンが正しく理解されているかが分かる
  • 有効なコンテンツを理解できる
  • ユーザーの離脱箇所がわかる

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。メリットについて理解しておけば、ヒートマップツールを正しく使いこなせます。効率よくコンテンツマーケティングができるため、確認しておきましょう。

1.ボタンが正しく理解されているかが分かる

ヒートマップツールではユーザーがボタンを押した場所や、ユーザーからの注目がとくに集まっている場所などを計測できます。そのため、ボタンの位置がユーザーにとってコンバージョンを起こしやすい位置にあるかを確認できるのが大きなメリットでしょう。

たとえば改善を重ねてもコンバージョンが上がらない場合、ヒートマップを見るとボタン以外の場所に注目が集まっていたり、ボタンに行き着く前に離脱したりしているケースがあります。

この場合、ボタンが他のデザインに埋もれて「ボタン」として認識されていなかったり、ボタンの数が少なくコンバージョンを起こす前に離脱したりしている可能性があるでしょう。ヒートマップツールを使えばより正確な原因を突き止められる点もメリットです。

2.有効なコンテンツを理解できる

ヒートマップツールは滞在時間やマウスの動きまで計測できるため、サイトに流れてくるユーザーが求めている情報を詳しく解析できます。とくに滞在時間が長いページは、ユーザーが求めている情報がある有効なコンテンツです。

サイト内の滞在時間のバラつきを参考に、有効なコンテンツや情報を割り出し、よりユーザーファーストなコンテンツ作りが可能になるでしょう。

3.ユーザーの離脱箇所がわかる

スクロールヒートマップツールで計測する場合、ユーザーがどこで離脱しているのか、最も離脱が起きやすい場所はどこなのかを計測できます。サイトを運営するうえで最も避けたいことは離脱です。とくに初めの段階で離脱が起きると商品の魅力が伝えられません。まずはヒートマップで離脱箇所を把握し、改善点を洗い出しましょう。

ヒートマップを導入する際の2つの注意点

ヒートマップツールを導入する際は、以下の2つに注意しましょう。

  • ページ全体の分析は難しい
  • 行動の理由までは解析できない

ここからは、2つの注意点について詳しく解説します。注意点を踏まえたうえでヒートマップツールが必要かを判断しましょう。

1.ページ全体の分析は難しい

ヒートマップツールはページごとに分析を行うため、サイト内の全ページをまたぐ分析は難しいでしょう。

そのため、サイト内でもアクセス数が高くなりやすいトップページやLPなど、ユーザーの行動データを多く集められるページに限定して計測するのがおすすめです。

ページ全体を総括して計測したい場合は、Googleアナリティクスなどの別のツールを利用しましょう。

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2.行動の理由までは解析できない

ヒートマップツールでできることはユーザーの行動を計測することのみであるため、行動の理由までは解析できません

たとえば離脱が起きやすいエリアがわかっても、なぜそのエリアで離脱するのかまではわからないため、他のエリアと比べて推測する必要があります。推測をもとに改善を繰り返し行い、ABテストなどを利用して離脱が起きていた理由を突き止めましょう。

ヒートマップツールを選ぶ際の3つのポイント

ヒートマップツールを選ぶ際は、以下の3つのポイントを参考にすることをおすすめします。

  • 自社のニーズに合った機能の有無
  • 分析できるデータ量やデータ保持期間
  • コストとのバランス

ここからは、それぞれの選び方について詳しく解説します。ヒートマップツールは機能やコストも種類によって異なるため、選び方について把握しておきましょう。

ポイント1.自社のニーズに合った機能の有無

前述にあるように、ヒートマップツールには3種類があり、それぞれ計測できる内容や機能は異なります。そのため、自社のニーズに合った計測機能が搭載されているものを選びましょう。

たとえば、どのボタンやバナーでコンバージョンが起きているかを分析したい場合、スクロールヒートマップでは求めているデータが計測できません。まずはサイトの目標から必要なデータを計測するのに必要な機能を洗い出しましょう。

ポイント2.分析できるデータ量やデータ保持期間

ヒートマップツールによって計測したデータを保持しておける期間や量が異なります。比較的有料版であれば長期間、多くのページ数のデータを保持できる傾向にあるでしょう。

ヒートマップツールを選ぶ際は、どのくらいの期間・何ページ分を計測するのかを明確にすることをおすすめします。

ポイント3.コストとのバランス

ヒートマップツールは、無料で使えるものから有料なものまでかかる費用にばらつきがあります。無料版は使える機能に制限がかかっているケースが多く、自社サイトの規模や計測したい範囲によって費用が高くなる場合もあるでしょう。

しかし、ツールを利用するうえで最も重要視すべきは費用対効果です。必要な機能にかかるコストは費用対効果が見込めるのかを第一優先にして考えてみてください。

【無料】おすすめのヒートマップツール5選

無料で使えるヒートマップのうち、以下の5つがおすすめです。

ここからは、5つのヒートマップについてそれぞれの特徴をご紹介します。無料でも十分ユーザーの行動は分析できるため、初めは無料のヒートマップツールから、使用することをおすすめします。

1.MIERUCA HEATMAP

引用:【無料】ミエルカヒートマップ – ヒートマップ&UIUX改善ツールでコンバージョン最大化

ミエルカヒートマップの特徴は以下の通りです。

  • スクロール・クリックヒートマップなどさまざまなタイプのヒートマップ計測が可能
  • PCやモバイルなどさまざまなデバイスに対応
  • 限定的な行動をしたユーザーのみに絞ったヒートマップを見られる

ミエルカヒートマップは、月間3,000PVまでは無料で利用できます。さまざまなデータを計測できる機能を搭載しているなかで最も特徴的なのは、限定的な行動をとったユーザーのデータのみをヒートマップとして見られる点です。

たとえば、ボタンを押す行動をとったユーザーのみに絞り、スクロールやクリックなどのヒートマップを確認できます。全ユーザーのみではなく、限定的なユーザーのデータも確認できる点が魅力的です。

2.User Heat

引用:User Heat

User Heatは、無料で使えるヒートマップツールのなかでも利用者が多いメジャーなツールです。特徴は以下の通りです。

  • 月間30万PVまで無料
  • クリック・スクロールなどさまざまなデータを計測できる
  • 機能は全て無料

無料で使える上限が30万PVと非常に高いのに対し、搭載機能は全て無料で使えるため非常にコスパがよいヒートマップツールです。30万PVを超える大規模なサイトに使用する場合は、有料版であるUser Insightsの利用をおすすめします。

3.Ptengine

引用:Ptengine

Ptengineを利用する企業は非常に多く、実績は150,000社以上にも上ります。特徴は以下の通りです。

  • GoodDesign賞を受賞した実績もあるほど使いやすい
  • クリック・スクロールヒートマップに対応
  • ABテストやコンバージョン分析機能搭載

使いやすいだけでなく、ヒートマップ以外にもさまざまな分析機能を搭載していますが、無料版では1ページまでしか計測できません。

また、月間PVも3,000PVまでと上限があるため、Ptengineを最大限利用したい場合は有料版がおすすめです。プランは4つあり、4,980円〜利用できます。サイトの規模によってプランを変えられるのもメリットでしょう。

4.Microsoft Clarity

引用:Microsoft Clarity 

Microsoft Clarityは、Microsoft社が提供するヒートマップツールで、特徴は以下の通りです。

  • ユーザーが不満を抱えている場所を表示できる
  • Googleアナリティクスと連携できる
  • 永久に無料

Microsoft Clarityの最大の特徴は、ユーザーがサイト内で不満を感じている場所が計測できる点です。具体的には、以下の行動から計測します。

  • 何度も素早くクリックしている場所
  • クリックされても変化がないケースを計測
  • 同じサイト内でページ移動したあとすぐに前のページに戻ってくるケースを計測

さらにサイト内のエラーなどを察知し、素早く改善する機能も搭載されています。完全無料で利用できるため、コスパがよく非常におすすめです。

5.Mouseflow

引用:Mouseflow

Mouseflowの導入社数は200,000社以上を誇っており、世界的にも非常に多く利用されています。Mouseflowの特徴は以下の通りです。

  • クリック・スクロールヒートマップ
  • 有料版は月額5,000円~で複数のプラン
  • レコーディング機能、フォーム分析機能など5つの解析機能が使える

Mouseflowはヒートマップ以外にも、フォームの分析やセッションのリプレイなどさまざまな機能が搭載されています。無料版は1サイトでの利用で、500セッション/月ですがPV数は無制限です。

【有料】おすすめのヒートマップツール5選

つぎに、有料のヒートマップツールのうちおすすめな5つは以下の通りです。

ここからは、それぞれのヒートマップツールについて特徴などを詳しく解説します。有料のヒートマップツールは、無料版に比べてより多くの機能が搭載されているため、慣れてきたら有料版に切り替えるのもおすすめです。

1.Sprocket

引用:Sprocket

Sprocketは4種類のヒートマップに対応しています。大きな特徴は以下の通りです。

  • ヒートマップのデータを元に接客のシナリオを作成しWeb上で接客する
  • クリック・スクロール・マウス・アテンションヒートマップに対応
  • CVR向上に特化した機能が多い

収集したデータを元にWeb上で一人ひとりに合わせた接客ができます。そのため、実店舗同様の対応が可能です。また、4種類のヒートマップの計測結果を並べて表示できるため、それぞれを比較しながら改善点を洗い出せるのもメリットです。

2.Contentsquare

引用:Contentsquare

Contentsquareは有料ヒートマップツールのなかでは利用者数が多く、世界でも100,000社以上が導入しています。Contentsquareの特徴は以下の通りです。

  • クリックなどのスクロールヒートマップに対応
  • ヒートマップツールには録画機能付き
  • ヒートマップツール以外の機能も搭載

Contentsquareのヒートマップツールに録画機能が搭載されているため、時間ごとのユーザーの動きまで把握できる点が大きな特徴です。ほかにもコンバージョン分析なども可能なため、Webマーケティングに必要な機能はほとんどそろっています。

3.User Insight

引用:User Insight 

User InsightはUser Heatの有料版であり、利用できるヒートマップの種類も12種類に増えています。特徴は以下の通りです。

  • 12種類のヒートマップ機能を搭載
  • ページの目的にあわせた20種類以上の絞り込み
  • 有名企業や政府関係のWebサイトにも使用されている

User Insightは、サイト規模によって料金が変わるため、利用する際はUser Insightに問い合わせる必要があります。まずはUser Insightの公式サイトから料金プランフォームを開き、企業名を送信してファイルをダウンロードしましょう。

4.SiTest

引用:SiTest

SiTestは、AIを使用したABテストやレポート機能が搭載されているヒートマップツールです。特徴は以下の通りです。

  • 世界初のAIを使用したヒートマップツール
  • 流入元は広告が検索エンジンかを区別
  • LPの最適化を広告機能と連携して行う

こちらは3,000PVまでは無料で利用できます。AIを利用することで、ヒートマップツール以外の複雑な機能も簡単にこなせるツールになっています。こちらも利用料金は問い合わせて確認する必要があるようです。

5.crazyegg

引用:Crazy Egg 

crazyeggは、ユーザーを細かくグループ分けして測定できるヒートマップツールです。特徴として以下の項目があげられます。

  • 流入経路別に絞ってヒートマップを表示
  • 録画機能
  • 無料体験あり

crazyeggでは、流入経路や新曲・再度訪問者などユーザーを細かくグループ分けし、グループごとにヒートマップを見られます。そのため、グループごとのユーザーに向けた改善点を洗い出せるのが強みです。

まとめ

今回は、ヒートマップツールについて導入するメリットや選び方、有料・無料ヒートマップツールのおすすめ10選をご紹介してきました。

ヒートマップツールはGoogleアナリティクスなどに比べて視覚的に計測結果を表示するため、初心者でもすぐに解析しやすい点が最大のメリットです。数値で読み取るのが難しく感じる場合は、ヒートマップツールから利用してみることをおすすめします。

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