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【厳選】有名企業10社の採用サイトを紹介
採用サイトで必要な要素は、ターゲットとする訪問者の心を掴むデザインと、過不足ない情報(コンテンツ)の掲載です。
また、採用サイトの目的は「エントリーしてもらうこと」にあり、エントリーボタンのわかりやすさを始めとするユーザーの操作性も意識する必要があります。
そのような前提のもと、企業の魅力をうまく伝えている有名企業の採用サイトをご紹介します。
株式会社小学館
総合出版社である小学館の採用サイトは、ポップなフォントや色使い、イラストを採用した親しみのあるデザインになっています。
サイト内には「社員紹介」や「100問100答」などのコンテンツがあり、訪問者のニーズを意識した、飽きさせない仕掛けも用意されています。
株式会社バンダイ
玩具業界の中で数々のヒット商品を手がけるバンダイの採用サイトは、全体的にカラフルな色使いで構成されています。
ファーストビューに人物写真とアニメーションを使うことで、ワクワクする企業イメージを表しています。
トヨタ自動車株式会社
トヨタの採用サイトでは、ファーストビューに動画が埋め込まれています。「さあ、ともにつくろう。地球史上、類を見ない社会を。」というキャッチコピーと、地球をイメージさせる青が印象的です。
全体的に落ち着いた色使いで、アニメーションも過度ではない、安心感を与えるWebデザインとなっています。
株式会社USEN-NEXT HOLDINGS
USEN-NEXTの採用サイトは、黒を基調に白地のテキストで統一されており、ファーストビュー背景にある幾何学模様のアニメーションも相まってスタイリッシュな印象です。
サイト内にある「就活維新」という言葉の通り、従来の就職活動に一石を投じる企業の想いを、採用サイトのデザインでうまく表現しています。
楽天グループ株式会社
ファーストビューに採用しているベースカラーの赤と、爽やかな表情をした人物写真のスライドショーが、コーポレートのイメージをうまく想起させるデザインになっています。
コピーにある「Empowerment(エンパワーメント)」は、個人の自律を促し、能力を開花させるといった意味合いを持つ、楽天の企業理念ともなっている言葉です。
株式会社ダイワコーポレーション
ダイワコーポレーションのサイトでは、ファーストビューに、カラフルなテキストとイラストのアニメーションが全画面で展開されます。SKIPボタンで飛ばすことも可能なため、リピーターにも優しい仕様となっています。
セクションごとの色使いが分けられていて、スクロールが楽しくなるようなデザインです。堅そうなイメージのある物流業界の印象を和らげるような、キャッチーな採用サイトとなっています。
サッポロビール株式会社
サッポロの企業ロゴにもなっている星マークと、印象的なキャッチコピーが目を引く採用サイトです。
テキストや画像のスクロールエフェクトもさりげなくこだわりが見られ、全体的にシンプルながらインパクトのあるデザインとなっています。
株式会社良品計画
無印良品を展開する良品計画の採用サイトは、商品イメージを想起させるようなシンプルな色使いが印象的です。
ファーストビューやコンテンツエリアには人物写真が多く使われており、全体的に暖かい印象を感じさせる構成になっています。
雪印メグミルク株式会社
雪印メグミルクの採用サイトは、PCサイズだと左側に固定のサイドバーが採用されており、ユーザーの操作性も意識されています。
色調は、企業のイメージカラーである白と水色がベースになっています。ファーストビューの背景動画以外にも、各コンテンツエリアに画像が多く使われており、見やすさと操作性が両立された採用サイトです。
株式会社三井住友銀行
銀行の固いイメージを払拭するような、センセーショナルなキャッチコピーが印象的です。色使いは、コーポレートカラーの緑・黄緑を基調とし、背景色には黒を使うことでクールな印象を与えています。
ファーストビューのテキストアニメーションや、動画の埋め込み、マウスホバーのUIなど、全体的にスタイリッシュな印象を与える工夫が見られます。
採用サイトの作り方と注意点
採用サイトの制作を検討している方向けに、サイトの作成パターンと注意点について解説します。
自社で一から作る
自社にWebデザイナーやエンジニアがいる場合、一からサイトを作成することも可能でしょう。適切にリソースが確保できれば、外注費などのコストを削減できる点がメリットとなります。
しかし、制作可能範囲は担当者のスキルに依存するため、専門のシステムや有名な制作会社に依頼するより完成度は劣る可能性があります。
採用管理システム(ATS)を使用して作る
採用管理システム(ATS)とは、採用サイトに必要な「募集」や「採用」などの機能を搭載したサイト作成ツールで、必要なプロセスを一元管理できます。
クラウド型のATSの中には初期導入費が低いものもあるため、まとまったコストをかけられない企業などでの採用が広がっています。
人に依存せずシステムで管理できるため、大幅な業務効率化が図れることや、簡易的なものであれば数分でサイト作成も可能となる手軽さがメリットです。
ATS使用時の注意点としては、月額や年額のランニングコストがかかる点が挙げられます。長期的に使用する場合は、あらかじめ費用を想定しておく必要があります。
Web制作会社に依頼する
Webサイトの制作を専門としている制作会社であれば、幅広い要望に応えてもらえます。独自性の高いデザインの採用サイトを制作することで、企業のブランディングにも繋がります。また機能的にも、必要な内容を揃えるのが容易です。
注意点は、要件定義やデザイン、コーディングなど、依頼する制作工程にかかる時間によって費用が大きく異なる点です。
最低限の内容だけであれば10万円程度からで済みますが、細かい要件を依頼したり、デザインまでこだわったりする場合は100万円以上かかることも少なくありません。
ご自身の採用サイトに求める要件を整理した上で、事前に見積もりをとって確認するとよいでしょう。
採用サイトでユーザーが知りたい情報とは
採用サイトでは、デザインやキャッチコピーなど、見た目や印象に関わる部分も大事です。ただし、大前提として訪問者が求めるコンテンツを掲載する必要があります。
上記サイトの調査結果では「仕事内容」「企業情報」「福利厚生」「具体的な働き方」「募集要項」などが上位となっていることがわかります。
アピールしたい自社の情報が求職者のニーズとマッチしているか確認した上で、採用サイトに掲載すべきかどうか、優先順位をつけて判断することが大切です。
まとめ
採用サイトは、採用活動を効率的に行うためにはもちろんのこと、就職活動者とのミスマッチを防ぐためにも重要な役割を担っています。
自社のサイト制作に取り組む際は、ぜひ、ご紹介したサイトなども参考にしてみてください。当記事の情報をもとに制作された採用サイトが、素敵な縁を結ぶ窓口になれば幸いです。