飲食店におけるホームページが必要な4つの理由
飲食店におけるホームページが必要な4つの理由は以下の通りです。
1.お客様に安心感を与えるため
2.スタッフの採用に役立つため
3.SNSから流入を期待できるため
4.競合店との差別化が図れるため
SNSやGoogle Mapによる情報源のみの飲食店もありますが、ホームページをもつことでより集客や独自性に効果が得られます。ここからはホームページが必要な理由について詳しくみていきます。
1.お客様に安心感を与えるため
ホームページを開設している飲食店は、情報をお客様に伝えられることから信頼と安心感を与えることができます。
ぐるなびやホットペッパーなどのグルメサイトを参考にする人がいても、口コミによる書き込みで本来の情報が伝わらなかったり古い情報がお客様に伝わったりします。お店のホームページがあるだけで、お客様に知ってもらいたい情報をダイレクトに伝えることが可能です。
2.スタッフの採用に役立つため
ホームページにスタッフ採用の情報を記載することで、応募者がお店のコンセプトや雰囲気などの情報を知った上で面接できるので大変役立ちます。
飲食店を経営する上でスタッフの雇用は欠かせず、人材採用においてミスマッチの人から応募がきたり、人材採用サイトに掲載したりするための手間が多く大変です。ホームページに採用情報を記載するだけで、費用や時間などを節約することにもつなげられます。
3.SNSから流入を期待できるため
近年ではSNSが主流となってきたことから、Instagramや FacebookといったSNSでの集客は欠かせません。しかしながら、SNSのみの集客では情報に偏りがあったり、詳しいお店の情報を知ることが難しいのが事実です。
お客様が気になるお店をSNSで見つけたら、お店のアカウント情報に記載しているホームページのURLからの流入が見込めます。それにより、お客様により詳しい情報を知ってもらう機会につながります。
4.競合店との差別化が図れるため
飲食店のホームページは魅力やコンセプトなどの情報を詰め込めるため、競合店との差別化が図れます。
SNSやグルメサイトでは情報量が限られており競合店との違いを示すことが難しいものの、ホームページではデザインや情報量に制限がないため、自由自在にお店についての紹介が可能です。そのため、競合店と差をつけるためにホームページを制作すると効果的です。
飲食店ホームページに載せるべき7つのコンテンツ
飲食店ホームページに載せるべき7つのコンテンツは以下の通りです。
- コンセプト
- 外観や内観の写真
- 営業時間や営業日
- 提供する料理のメニュー
- 予約フォーム
- スタッフ紹介
- 最新情報
それぞれの飲食店における第一印象を決めるイメージを決める大きなポイントがコンテンツ内容です。コンテンツに載せる内容についてみていきます。
1.コンセプト
コンセプトはそのお店ならではの特徴やお店への想いをつづったものです。コンセプトがあると、どのようなお店の雰囲気なのか、何を目的に経営しているのかをお客様に伝えることが可能です。
また、コンセプトをもとにお店を決める材料になったり、競合店との差別化を図れるきっかけになったりするので、ホームページに掲載しておきたいコンテンツのひとつです。
2.外観や内観の写真
料理をメインにお店を選ぶ人がいるとともに、お店の雰囲気を重視する人がいます。
例えば、大人数でわいわいするために広く明るいお店を選んだり、誕生日やデートなどの記念日に景色と雰囲気がいいお店を選んだりと目的に合わせて楽しく過ごす空間選びが必要です。外観や内装の写真を載せることでお店の魅力が伝わりやすく、お客様の判断材料にもなります。
3.営業時間や営業日
最も重要な情報が、飲食店の営業時間や営業日です。せっかく足を運んでお店に訪れたのに店が営業していないとなると、お客様に迷惑をかけるとともに、落胆させてしまいお店に訪問する機会を逃すかもしれません。
他にも、祝日や予約可能日などもあらかじめ明記しておくと、問い合わせによる混乱がなくなります。営業予定と異なる情報をなくすことで、お客様からの信頼を得ることにつながります。
4.提供する料理のメニュー
飲食店において欠かせないコンテンツは、提供する料理のメニューです。ホームページを訪れる人の1番の目的とも言えます。料理のメニューを確認する目的として、大人数のパーティーの予算に合うコースがあるか、記念日に見合った理想の料理があるか、自分の食べたい料理があるかなどが挙げられます。
提供するメニューを記載する際は、イメージしやすいように料理の写真や値段、可能であればこだわりまで記載するようにしましょう。
5.予約フォーム
ホームページからの予約を受け付ける場合は、予約フォームが必要です。予約フォームの欄には日付や名前、連絡先などを記入してもらうため、個人情報を取り扱うことになります。
その際に、プライバシーポリシーを掲載して、予約すると同時に同意してもらうようにしましょう。また、予約フォームと同じページに予約に関する注意事項を記載するとトラブル防止につながります。
6.スタッフ紹介
実際に働いているスタッフの顔やポジション、職歴についてなどを実際に紹介することで、安心感と信頼感を与えられます。
他にも、店舗のアットホーム感やシェフの料理へのこだわりなどを伝えられるといった効果もあります。スタッフ紹介は顔出しNGのスタッフもいる可能性があるので必須ではありませんが、集客において有効的なコンテンツのひとつです。
7.最新情報
最新情報はお店のホームページの情報が古くないというイメージを与えるため、ホームページのコンテンツの役割として重要です。
最新情報には季節ごとに旬の料理の紹介や臨時営業による営業時間の変更、イベントの告知などが挙げられます。最新情報を更新する際は、カテゴリーに分けて投稿するとユーザーに優しい構成になります。
飲食店のホームページにおける参考デザイン10選
飲食店のホームページにおける参考デザインを10件を以下に選んでみました。
1.養老うまいもん広場BBQ場
2.100本のスプーン
3.お食事処 まんだら
4.ドラマチックカリー ゴールデン中崎
5.秘蜜な焼き芋
6.肉のしげくに
7.おむすびスタンド ANDON
8.鳥歐
9.らーめん山頭火
10.天然食堂かふぅ
他店の飲食店におけるホームページには自分のお店におけるホームページ制作の参考になるデザインがあふれています。どのようなホームページデザインがあるのかみていきましょう。
1.養老うまいもん広場BBQ場
養老うまいもん広場BBQ場は飛騨牛をはじめとする食肉を加工から卸売、輸出までを行う「養老ミート」直営のBBQ施設です。サムネイルやお店の特徴に記されたキャッチコピーはとてもユニークで共感を呼びます。
また、お肉の横にあるビールは完璧な組み合わせで食欲をそそり、他にも実際のお肉を焼いている瞬間の写真を利用するなど、ユーザーにイメージを沸かせられるデザインになっています。
2.100本のスプーン
引用:100本のスプーン
100本のスプーンはトップページに動画が掲載されており、子どもからお年寄りが集まった、家族が食卓を楽しむ姿が映し出されます。
動画を見るだけでファミリーフレンドリーなお店ということが伝わるため、ターゲットを明確にすることが可能です。また、動画には料理のシーンもあるため、思わず食べに行きたくなる構成になっています。
3.お食事処 まんだら
引用:お食事処 まんだら
お食事処 まんだらは名古屋をイメージさせる名古屋城のイラストがトップページに来るのが特徴的です。
また、画像や写真を多く使うホームページが多いものの、お食事処 まんだらではイラストを使っている部分が多いため他店との差別化が明確になっています。また、イラストにより長い歴史を持つ飲食店というイメージが連想できます。
4.ドラマチックカリー ゴールデン中崎
ドラマチックカリー ゴールデン中崎は出汁とスープのこだわりを込めたスパイスカレーを販売し、新しくも懐かしいカレーを売りにしているお店です。ホームページはレトロな雰囲気を表現して懐かしさをユーザーに感じさせます。
デザインは横に3分割されており、サイドのイラストと画像は固定、真ん中の部分のみスクロールで情報を伝えるという独特なデザインに仕上げられています。
5.秘蜜な焼き芋
引用:秘蜜な焼き芋
秘蜜な焼き芋は焼き芋の概念を変えるポップでキュートなお店です。ホームページは全体的にピンクでまとめられており、女性をターゲットとしたライブ感のあるファーストビューを動画で演出しているのが特徴的です。
また、独自の選抜オーディションから起用した美男美女のインフルエンサーをホームページ内で紹介し、インフルエンサーに会えるという楽しみも組み込まれています。
6.肉のしげくに
引用:肉のしげくに
肉のしげくには伝統の看板商品の焼豚やA3〜A5の国産牛・黒毛和牛を店舗とオンラインで販売するお肉屋さんです。ホームページは実際にお肉を利用しながらもシンプルなデザインで、お肉の質で勝負していることが伝わります。不必要な情報や視覚的なデザインを減らすことで、伝えたい情報だけにフォーカスしたデザインです。
7.おむすびスタンド ANDON
おむすびスタンド ANDONは本屋やイベントスペースなどを併設している4階建てのビル1階で昼間にオープンするおにぎり屋です。白色の背景に丸みのあるゴシック体の文字を使用することで、おにぎりの米のイメージを与えたりポップでおしゃれな印象を与えたりするデザインになっています。
おにぎりと本の組み合わせをイメージさせる画像やスタッフとお客の距離の近さが伝わる画像が利用されているのも特徴的です。
8.鳥歐
引用:鳥歐
鳥歐は焼鳥とジビエ、ワインをメインに提供しているお店です。ホームページのデザインは白と黄色をモチーフに使われていて、とてもシンプルな仕上がりになっています。コンテンツはひとつひとつこだわって書かれており、特にコンセプトを重視して記載されているため、お店のこだわりの強さが伝わります。
9.らーめん山頭火
引用:らーめん山頭火
らーめん山頭火は日本国内だけでなく海外にも展開しているラーメン屋です。ホームページトップの動画からは海外店の店内街の活気やラーメンが仕上がるまでの場面を紹介しているので、食欲を湧かせて人気店への興味を引くことが可能です。
また、ホームページ全体にお店の雰囲気やラーメンの写真を利用しており、視覚的なイメージを作れます。
10.天然食堂かふぅ
引用:天然食堂かふぅ
天然食堂かふぅは、大阪市北堀江に位置する健康志向の飲食店で、無農薬・無添加の旬の食材を使用した薬膳料理を提供しています。
メニューや店舗情報が明確に分類されており、訪問者が必要な情報を簡単に見つけられるようになっています。特に、日替わりメニューや営業日情報が毎日更新されているため、最新情報を把握しやすいです。
飲食店のホームページで集客する3つの方法
飲食店のホームページで集客するための方法は以下の3つです。
1.SNS
2.グルメサイト
3.Google ビジネス プロフィール
実際に目で見たり、他人の評価を確認したりしてからお店選びをする人が多いため、ホームページ以外の集客方法も有効的です。ここからは、それぞれの集客方法がどのように効果的なのかをみていきます。
1.SNS
XやInstagram、FacebookといったSNSでお店について投稿する際は、ハッシュタグ(#)を使うことで、そのキーワードに興味や関心のある人に情報を拡散することができます。ユーザーにとって気になるお店になった場合はお店のアカウントを訪れるきっかけになり、またお店のURLをアカウント情報に記載しておくと、お店の魅力をホームページから届けられます。
2.グルメサイト
グルメサイトではユーザーの検索や条件にヒットした場合は、検索上位に表示されることが多く集客力の高いツールです。しかし、グルメサイトのみでは競合店との差別化を図ることが難しいため、お店のURLを記載しておきましょう。グルメサイトからホームページへの流入を目指して、ホームページからの自店舗の魅力を最大限にアピールしましょう。
3.Google ビジネス プロフィール
「Google ビジネス プロフィール」はGoogleマップやGoogle検索などに店舗情報の表示や管理ができる無料ツールです。例えば、「地名 料理ジャンル」を入力すると検索キーワードから店舗情報が表示されます。
検索結果にはお店の概要と現在地からのルートなど簡単な情報のみが閲覧可能なので、さらにお店について知りたいという人のためにホームページを記載すると効果的です。
まとめ
飲食店を経営する上で、SNSやグルメサイトを充実させることも大事ですが、ホームページを作ることで競合店との差別化を図り、最大限に魅力を伝えることができます。ホームページはユーザーにとってお店を参考にするための重要な要素で、集客に効果的です。
ホームページを作ったことがないと難しく感じるかもしれませんが、必要なコンテンツや実際のホームページを参考に作ってみてはいかがでしょうか。