加工前の下準備
まずは背景とテキストを用意します。
加工後に再度調整することができるので、ざっくりで大丈夫です。
長方形ツールで、背景となる長方形を作成します。
文字が光っていることが分かりやすいように、背景は暗めの色がおすすめです。
今回は黒を使用しています。
角丸のゴシック体で、ウェイトは細いものを使うのがおすすめです。
今回はM PLUS Rounded 1cのLightを使用します。
(なお、文字によって発光させる色を変えたい場合は、レイヤーを分けておいてください。今回は、「光彩」と「ネオン」をピンク、その他の文字を水色に発光させます。)
加工が分かりやすいように、用意したテキストの線と色をなしにします。
文字を選択した状態で、アピアランスパネル内の文字をダブルクリックし、線と塗りをなしに設定します。
光彩(外側)で加工する場合
アピアランスパネルの光彩(外側)を使って、発光しているような効果や、色を付けたりします。
後ほど紹介するガウス(ぼかし)で加工する場合よりも光が弱くなりますが、ほんのりとした優しい雰囲気を表現したい時におすすめです
文字を選択した状態で、アピアランスパネルで新規塗りを追加し、塗りの色を白に変更します。
アピアランスパネルで追加した塗りを選択した状態で、新規効果を追加をクリックします。
効果の一覧が表示されるので、スタイライズから光彩(外側)を選択します。
光彩(外側)のパネルが出てくるので、描画モードをスクリーン、色を白、不透明度を100%にします。
ぼかしは文字のサイズによってお好みで調整してください。
後から効果を重ねるので、この時点ではほんのり光っているのがわかるぐらいで大丈夫です。
光彩(外側)の効果を重ねることで、光に色を付けたり、より目立つように調整していきます。
アピアランスパネルで先ほど光彩(外側)を設定した塗りを選択した状態で、選択した項目を複製します。
2つの塗りのうち上の方にある塗りの光彩(外側)を選択します。
光彩(外側)のパネルが出てくるので、光の色とぼかしをお好みで調整してください。
今回は「光彩」と「ネオン」の文字をピンク(#FF33FF)に、その他の文字を水色(#33CAFF)にしてみました。
光彩(外側)を使用したネオンっぽく光る文字の完成です。
色やぼかしはアピアランスパネルから後からでも調整が可能です。
また、さらに塗りを複製することでより強く発光させることもできるので、ぜひ試してみてください。
ぼかし(ガウス)で加工する場合
光彩(外側)で加工する場合では光や色の付き具合が物足りないと感じる場合は、ぼかし(ガウス)で加工するのがおすすめです。
前述の加工前の下準備に記載のとおりに、背景とテキストを用意します。
文字を選択した状態で、アピアランスパネルで新規塗りを追加し、塗りの色を白に変更します。
アピアランスパネル内の線を選択し、ドラッグして先ほど追加した塗りの下へ移動させます。
線の色を「なし」から任意の色に変更し、線幅をお好みで設定してください。
線の色は光の色、線幅は光の範囲になります。
加工後に調整をするので、現時点ではざっくりで大丈夫です。
今回は「ガウス」と「ネオン」の文字をピンク(#FF33FF)に、その他の文字を水色(#33CAFF)にしてみました。
アピアランスパネルで線を選択した状態で、新規効果を追加をクリックします。
効果の一覧が表示されるので、ぼかしからぼかし(ガウス)を選択します。
ぼかし(ガウス)のパネルが出てくるので、効果をかける半径をお好みで調整してください。
色付きの線をぼかすことで、発光しているように表現することができます。
最後に、アピアランスパネル内の線の不透明度をクリックして透明パネルを開き、描画モードをスクリーン、不透明度を100%に設定します。
ぼかし(ガウス)を使用したネオンっぽく光る文字の完成です。
光彩(外側)を使用した場合よりも、光の色がハッキリとした印象になりました。
こちらも色やぼかし具合はアピアランスパネルから後から調整が可能ですので、ぜひお好みの光を再現してみてください。
まとめ
以上、イラレのアピアランスで文字をネオンのように光らせる方法を2つご紹介しました。
今回は光っていることが分かりやすいように背景を黒にしましたが、この加工を使用すると明るい色の背景にのっている白い文字を目立たせることもできます。
また、図形などを光らせることも可能なので、ぜひロゴデザインやあしらいなどにも活用してみてください。