- Webシステムの開発を依頼したいが、どこに頼めばいいかわからない…
- 安心して依頼できる制作会社が知りたい
このようなお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?
Web制作会社は国内に溢れるほど存在しますが、それぞれの強みや得意とする業種、制作過程などが会社によって大きく異なります。そのため、自分が作りたいWebサイトに合った制作会社を選ぶ必要があります。
そこで今回の記事では、Web制作会社を選ぶ時のポイントや、システム開発にも対応できる制作会社をご紹介していきます。
Webサイト制作の流れ
制作したいWebサイトの規模や内容にもよりますが、サイトを作るときはおおまかに以下のような流れで進んでいきます。
まずはWebサイトの目的・ターゲット層の設定を行ないます。その後、競合他社のリサーチや自社が掲載するべき情報の整理などをまとめて、Webサイトの企画を立案します。
企画の段階でサイトの方向性を定めておくことで、以降の制作フェーズにおける業務効率化や、認識齟齬の防止につながります。企画内容に問題がないようであれば、各項目に掛かる工数などを算出して、見積書を作成します。
企画・見積もり工程が完了したら、実際のWebサイトの制作段階に入ります。サイトを訪れたターゲットに対してどのような体験をしてもらうか、訪れた人の使いやすさを意識したサイト設計を行います。
サイト設計後は、設計内容をもとにデザインを制作して、コーディング工程に入ります。コーディング後はサイト内のデザインや機能に不具合がないかテストを行い、問題をすべて解消できれば公開です。
Webサイトは、公開して終わりではありません。公開後のコンテンツ更新や利用しているCMSのアップデートに伴って、新たに不具合が発生する可能性があり、監視・対応を行う必要があります。
また、Webサイト経由でのお問い合わせや資料請求の機会を増やすには、継続的なマーケティング施策としてSNSの運用やWebサイトのアクセス解析などを行う必要があります。
Webシステムの開発に失敗しないためのポイント
失敗しないWeb制作のためには、Webサイトの見た目をデザインする手前の段階の、要件定義と呼ばれる「こんなWebサイトを作りたい」という具体的なゴールのすり合わせが非常に重要です。
Web制作では「制作のプロにお願いしているのだから、期待通りのものが出来上がるだろう」と思われがちですが、この過程を怠ると、イメージと違うWebサイトが出来上がったり、Webサイトの制作自体が意味のないものになったりしてしまいます。
こうした事態を防ぐために依頼者側ができることとしては、以下のようなことがあります。
1:Webシステムの目的を明確にしておく
まずは、Webシステム開発の目的を明確にしておきましょう。
あらかじめ目的を明確にしておかなければ、制作側も漠然としたイメージで制作に取り掛かることになり、本来求めている機能やデザインでないシステムが出来上がってしまう場合があります。また、
「どのようなものを作り、開発したシステムによって何を実現したいのか」を事前に社内でまとめておくことが重要です。
Webシステムの開発には多くの人が関わるため、スムーズに開発ができるよう、発注側が事前に仕様書を用意しておくことがおすすめです。
2:要件定義をおろそかにしない制作会社を選ぶ
「要件定義」とは、Webサイトを作る上での目的や解決したい課題をすり合わせる作業のことです。
さまざまな制作会社がありますが、中には軽く打ち合わせを挟んだだけでいきなりデザインの制作から始める会社なども多くあるのが現状です。
Webサイトの制作はよく「家を建てること」に例えられることが多いですが、家を建てるときにいきなりペンキから塗り始めたりはしないのと同じで、Webサイトをつくるときにもまずきちんとどんな家にしたいのかを話し合い、必ず設計図から作り始めることが重要です。
制作会社を見極めるときのポイント
制作会社を選ぶ際には、コーポレートサイトや制作実績を載せたポートフォリオなどにきちんとした制作プロセスを載せている会社であると安心です。
本メディアを運営する株式会社イッパイアッテナは、Webサイトをつくりたいお客様の課題解決から一緒に考え、ビジュアルデザインに落とし込むまでの過程を大切にしている会社です。
デザインをする上で大切にしている考え方をコーポレートサイトに載せているので、よければ覗いてみてください。
システム開発にも対応できるWeb制作会社10選
ここからは、システム開発にも対応できるおすすめの制作会社をご紹介します。どの会社も実績が豊富なので、それぞれの特徴を見比べてぜひ参考にしてみてください。
株式会社マウント
株式会社マウントは、Webサイト制作を中心に映像、プリントなど、さまざまなモノを企画・制作している会社です。
コンセプトの策定から始まり、プロジェクト設計、コンテンツ企画、インターフェースデザイン、システムの設計・構築、さらにサイト公開後の分析、その後の提案までトータルでサポートを行っています。
多数のデザインアワードを受賞する高いデザイン性が強みで、国内大手企業のコーポレートサイトやキャンペーンサイト、プロモーションサイト、オンラインショップの制作実績も豊富です。
設立 | 2015年10月05日 |
資本金 | 非公開 |
所在地 | 東京都渋谷区神宮前 6-18-1 クレインズパークビル 5F |
URL | https://mount.jp/ |
株式会社電通デジタル
株式会社電通デジタルは、企業のDX支援や、システム開発・導入・運用サポート、あらゆるデジタルメディアのプランニング・企画・制作・運用を行っています。
自社Webサイト構築、コンテンツマーケティング、SEOやCRO施策、アナリティクス、アプリなど、業界をリードする専門チームがサイトの成長を支援しています。
設立 | 2016年7月1日 |
資本金 | 4億4250万円 |
所在地 | 東京都港区東新橋1-8-1 電通本社ビル |
URL | https://www.dentsudigital.co.jp/ |
株式会社イッパイアッテナ
株式会社イッパイアッテナは東京都武蔵野市に拠点を置く制作会社で、Web制作はもちろん、システム開発も請け負っています。フレイムワークを用いたシステム開発から、スクラッチでの開発まで、小規模~中規模のシステム開発に向いている会社です。基本設計から納品まで自社内で完結できる通関性が魅力です。
大手スクールの予約システムや、大手エネルギー会社の管理システムの開発なども手掛けており、実績は十分です。
イッパイアッテナの最大の強みは、クライアントの「想い」を形にできるディレクション力とデザイン力です。ニーズに応えるためヒアリングや業界分析を徹底した上で、最適なデザインを提案しています。
デザイン力や、それに必要な問題解決力・企画力は業界屈指のクオリティを誇ります。
また、思っていた仕上がりと異なることを防ぐために、ヒアリングから実装までの工程を見える化している点も特徴の一つです。
設立 | 2019/04 |
所在地 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-26-1 JK吉祥寺ビルB1F-02 |
URL | https://ippaiattena.co.jp/ |
チームラボ株式会社
チームラボ株式会社は、サイエンス・テクノロジー・デザイン・アートの境界を超えて『実験と革新』をテーマにソリューションを提供する会社です。「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」などの空間演出で有名ですが、Web・アプリ開発、データ分析、インフラ構築、映像制作など幅広いソリューションを提供しています。
企画・デザイン、UI/UX設計、開発、動画制作、3Dモデル制作などWeb制作に関わるサポートも一貫して行っており、最新のテクノロジーを駆使したサービスが特長です。
設立 | 2001年3月 |
資本金 | 1000万円 |
所在地 | 東京都千代田区神田小川町2-12 小川町進興ビル 受付 6階 |
URL | https://www.team-lab.com/ |
株式会社ミツエーリンクス
株式会社ミツエーリンクスは、コンテンツおよびUIの企画・設計・実装、Webサイトの構築・運用を中心に、様々なサービスを包括的に提供している制作会社です。
サービス業・金融保険業・公共団体・情報通信業と幅広い業界の企業への制作実績があり、クライアントの業務やサイト運営課題を支援・補完するシステム・ソリューションを提供しています。
Webサイト構築、システム開発に加えて、サイトの運用、DX、ライティングなどのサービスもあり、Web領域を幅広くサポートしています。
設立 | 1990年7月 |
資本金 | 99,800,000円 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿8丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー33階 |
URL | https://www.mitsue.co.jp/ |
株式会社ティファナ・ドットコム
株式会社ティファナ・ドットコムは、AIを活用したデータ分析やシステム開発の効率化を強みにクライアントの課題を解決する制作会社です。
Web・AIサービスを中心に事業展開しており、これまでに1,000社以上のWEBシステム構築・開発の実績があります。
また、ECやCMSのシステム開発を得意としており、最新技術の活用でシステム開発・アップデートをAIで自動化、システムの老朽化や更新作業の属人化を防止などにつながるサービスを提供しています。
設立 | 2000年5月 |
資本金 | 2億円 |
所在地 | 東京都目黒区大橋2-22-7 村田ビル5F・6F・7F・8F・10F |
URL | https://www.tifana.com/ |
株式会社クロス・コミュニケーション
株式会社クロス・コミュニケーションは、データ分析に基づく戦略立案から開発、グロース支援まで、一気通貫でサービスを提供している制作会社です。
マーケティング領域の強みと、豊富なアプリ開発やWeb構築の実績を通して培ってきたクリエイティブとテクノロジーの知見を駆使し、マーケティングDXパートナーとしてクライアントの事業推進・成長を支援しています。
金融機関向けアプリ、大規模な会員向けアプリやWebシステム、ECサイトなど、これまでに300社以上のシステムの開発・導入実績があり、幅広い業界に精通しているのが強みです。
設立 | 2011年8月1日 |
資本金 | 1億円 |
所在地 | 東京都千代田区五番町6−1 AKビルディング 3F |
URL | https://www.cross-c.co.jp/ |
株式会社エックスポイントワン
株式会社エックスポイントワンは、京都市中京区に本社を構え、企画から実装まで一気通貫でおこなう制作会社です。
システム開発に強みを持っており、大規模なスマートフォンアプリの開発や業務システムの開発などを得意としています。
ECサイトやスマホアプリから、ビジネス全体をリデザインするプロジェクトまで多岐にわたる制作実績があります。
設立 | 2009年7月17日 |
資本金 | 2,100,000円 |
所在地 | 京都府京都市中京区河原町通二条下る 一之船入町537番20 |
URL | https://x-point-1.net/ |
株式会社クーシー
株式会社クーシーは1999年創業の歴史あるWeb制作会社です。
デザインの「設計思考」と「考える力」を軸に、Webディレクション、システム開発、Webマーケティングなど幅広い領域に対応したサービスを提供しています。
企画戦略、Webデザイン、システム構築、Webマーケティング、運用・保守と対応領域も広く、これまでの経験を通した知見を活かしWebサービスの立ち上げをサポートしてくれます。
運用・保守サービスでは、クライアントとの「信頼関係」を重視しており、急な修正依頼や予算がない中での対応など、解決が難しい状況でも、柔軟にスピード感を持って対応してもらえます。
設立 | 1999年(平成11年)11月9日 |
資本金 | 2000万円 |
所在地 | 東京都渋谷区東3-16-3 エフ・ニッセイ恵比寿ビル7階 |
URL | https://coosy.co.jp/ |
株式会社モノクス
株式会社モノクスは、WordPressを使ったWebサイトから複雑なWebシステム開発まで行う制作会社です。
10年以上Wordpress構築をしてきた実績があり、ナショナルクライアントから中小企業、スタートアップの企業など幅広い業界・規模の制作経験があります。
クライアントから運用の流れを事前にヒアリングして、WEBの知識に詳しくない方にも単純で使いやすく、いつでも更新できるように、専用にカスタマイズして構築してくれます。
設立 | 2018年1月 |
資本金 | 1,000万円 |
所在地 | 東京都港区南青山5-4-35 青南吉川興産ビル3F |
URL | https://monokus.jp/ |
Web制作会社に依頼する費用の目安
Webサイト制作を依頼する際の費用目安は、LPやECサイト、コーポレートサイトといったWebサイトの種類や、ページ規模によって変動します。
ページ数で見積もった場合の費用相場は、以下の表の通りです。
小規模サイト | 10ページ程度 | 約40万円~130万円 |
中規模サイト | 30~50ページ程度 | 約80万円~170万円 |
大規模サイト | 100ページ程度 | 約150万円~320万円 |
Webシステムの開発を依頼する場合は、作りたいシステムの仕様や機能にもよりますが、「大規模サイト」に当てはまることが多いでしょう。
小規模サイト(10ページ程度)
小規模サイトは、サイトそのもので集客したり、問い合わせなどの成果を生み出すことが難しいページ数のサイトです。
集客やお問い合わせを目指すよりも、企業情報や事業案内、製品情報などの概要をメインに掲載して、ページ数をコンパクトにまとめる場合が多いです。
企業にとって最小限の情報を公開するのみの場合は、CMS(コンテンツ管理システム)による記事更新機能などは導入せず、コンテンツの追加や軽微な修正は制作会社に都度更新依頼を出すことになります。
CMSを導入したり、追加機能を実装したりする時は、別途追加費用がかかります。またデザインもあらかじめ用意されたテンプレートで制作する会社が多く、オリジナルデザインでの制作にも別途費用がかかる可能性があります。
とにかく費用をかけないで、必要な内容だけまとめられたWebサイト制作を依頼したい場合は、10ページ程度のページ数であれば安い費用で実現可能です。
中規模サイト(30〜50ページ程度)
中規模サイトの場合は、CMSや独自機能が導入されており、自社製品の紹介ページや、採用情報のページも作り込まれているケースが多くなります。
CMSによる記事追加時のカテゴリ分けやベースとなるテンプレートの最適化など、細かい部分を作り込んでいくと追加費用がかかります。
また、中規模サイトを作ることになる企業は既存のサイトが存在しており、リニューアルという形で制作を行うケースも少なくありません。リニューアルの場合も、改善の内容次第ではページそのものを作り替えることになるため、結果的に安価にはならないことが多いです。
大規模サイト(100ページ以上)
大規模サイトになると、企業が取り扱う製品やサービス、ブランドも多くなるため、それぞれの紹介ページ数はさらに増加します。
CMSはもちろん、自社サイト内で製品やサービスの予約購入ができるECサイト機能を持たせるケースもあり、制作内容によって費用感も大きく変わります。
また、脆弱性によるセキュリティリスクを回避するためにも、利用するCMSの選定やセキュリティ対策に注力する必要があるため、ページ数やマーケティング面以外でも費用が高くなる傾向にあります。
Webサイト制作のコストを抑えたいなら
もし、上記のような費用感が予算と合わない場合には、定額制のWebサイト制作サービスの利用を検討してみることもおすすめです。
サービスにもよりますが、例えばsaisaiというサービスでは、あらかじめ用意されたテンプレートの中からWebサイトの設計を決め、デザインはオリジナルでサイトを作ることができます。定額制のサービスであれば初期費用を抑えることができるので、自分が求めているWebサイトと合うかどうか知るためにも、まずは一度相談してみてもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回はシステム開発にも対応できる制作会社を選ぶために、Web制作会社を選ぶ時のポイントやWebサイト制作に失敗しないためのポイント、おすすめの制作会社をご紹介しました。
Webサイトは制作して公開すれば終わりというわけではなく、その後の保守・運用も重要です。解決したい課題やサイトの目的を明確にして、問題を解決してくれる制作会社やプランを探しましょう。
それでも制作会社を選ぶ上で迷ってしまったり、そもそもWebを使って何をしたらいいかわからなかったりでお悩みの方には、下記より15分の無料相談も受付中です。Webに関わるお悩みごとなら何でも相談していただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。