目次
ECサイトとは?
ECサイトとは「Electronic Commerce」の略称で、日本語に訳すと「電子商取引」を意味します。
ほかにも「Eコマース」や「ネットショップ」などと呼ばれ、パソコンやスマートフォンを通じて行われる商品やサービスの販売サイト全般を指します。
企業ごとに立ち上げているECサイトはもちろん、Amazonや楽天市場などのモール型と呼ばれる販売サイトも、ECサイトのうちの一つです。
ECサイトの作り方
ECサイトを作るには自分で制作する方法と制作会社に依頼する方法があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
自分(個人)で制作する
個人でECサイトを制作する場合には、以下の2つの方法があります。
- ECサイトの立ち上げから運用の機能まで使用できるプラットフォームの「ASPカート」を利用する
- 外部公開されているプログラムをもとにECサイトを作成する「オープンソース」を利用する
それぞれの方法の内容を解説します。
ASPカート
「ASPカート」は外注コストがかからず初期費用を抑えることができるので、スモールスタートしたい事業者におすすめです。
ECサイト構築に必要なシステムが備わっており、誰でも簡単に立ち上げることができます。「BASE」や「STORES」であれば無料プランも用意されているので、気軽に始められます。
オープンソース
「オープンソース」はプログラムをサーバーにインストールすることで、誰でも基本無料でECサイトを制作できます。
「Shopify」や「EC-CUBE」が代表的で、ECサイトの制作に必要な機能はすべて揃っています。カスタマイズもできるので、ASPカート以上に本格的なECサイトが立ち上げられます。
どちらも低予算でECサイトの立ち上げができますが、デザイン性の高いカスタマイズを行うためにはプログラミングが必要となるので、独自性のあるECサイトを作ることは難しいでしょう。
制作会社に依頼する
制作会社に依頼する場合、ECサイトの制作スキルを持つスペシャリストが構築するため、個人で制作するよりも品質の高いECサイトを制作できます。
集客のノウハウを持つ制作会社であれば、売上に繋がるECサイトを作ることができ、その後の運用もサポートしてもらえます。初期費用はかかりますが、予算を確保できる場合には制作会社に依頼するとよいでしょう。
ECサイト制作会社を選ぶポイント
制作会社に依頼をする場合、どの会社に依頼をするかが重要です。制作後に後悔することがないよう、事前に情報を集めましょう。
自社が取り扱う商材と業界がマッチしているか
制作会社によって、得意とする制作内容や業界は異なります。業界が変われば、ターゲットや集客方法も変わるので、過去の実績を確認しましょう。
また、複数の業界に精通する制作会社であれば、商材ごとのメリットやデメリットも把握しています。制作会社選びで迷っている場合には、自社の取り扱い商材に詳しい制作会社に相談してみてください。
明確に見積もりを出してくれるか
見積もりの要件が細かく定義されていて、不透明な請求がないかを確認しましょう。
料金だけではなく「要望が反映されているか」「必要以上の機能が入っていないか」といった詳細までしっかりと確認する必要があります。明確な見積もりをもらうためにも、要件や仕様は事前にある程度まとめておくとよいでしょう。
構築サイト数や設立年数などの実績はあるか
ECサイトの制作実績が豊富な会社を選ぶようにしましょう。多くのECサイトを構築している会社であれば、制作や集客に対してもノウハウを持っている可能性が高いです。
また、小規模な制作会社の中には、数年で倒産してしまう会社もあります。設立年数や社員数などを確認した上で、リスクヘッジしましょう。
セキュリティ対策は万全か
ECサイトには顧客の個人情報や支払い情報を登録してもらうため、セキュリティには十分に注意を払う必要があります。
制作会社によっては最初から細かく設定をしてくれる会社もあれば、こちらから申告をしないと最低限の設定しかしてくれない会社もあります。
「セキュリティ対策に力を入れている会社かどうか」「どこまで料金に含まれているのか」といった点まで確認しましょう。
おすすめECサイト制作会社6選
ここからは、おすすめの制作会社をご紹介します。どの会社も実績が豊富なので、得意としている商材や業界、会社概要などをもとに参考にしてください。
株式会社ハックルベリー
Shopifyアプリの導入店舗実績が7,000店舗以上ある、国内でも圧倒的な実績を持っている会社です。
「Shopifyでの集客を一番かんたんにする」ことを目的として、日本の商習慣に合わせた集客支援アプリの開発やEC事業の立ち上げ、成長をサポートしています。
ShopifyにてECサイトを作りたい方や、集客やマーケティングのサポートまでしてくれる制作会社を探している方におすすめです。
設立 | 2017/10/05 |
資本金 | 5,903万円 |
所在地 | 東京都渋谷区東2-14-28 C棟 |
URL | https://huckleberry-inc.com/ |
株式会社askme
1,000店舗以上の楽天市場やヤフーショッピング等の大手ショッピングモールも含む、ECサイトや運営に特化している会社です。
広告やメルマガなどの販促活動もサポートしてくれる為、ECサイト運営の経験がない方でも安心です。モール型のECサイトを検討している方におすすめです。
設立 | 2004年11月25日 |
資本金 | 1,000万円 |
所在地 | 大阪府大阪市西区阿波座1-4-4 野村不動産四ツ橋ビル14F |
URL | https://www.askme.co.jp/ |
株式会社アプリコットデザイン
ASPカートを使用した独自ドメインのECサイトの制作ができます。Web担当者への教育支援サービスも充実しているので、ECやWebについての知識がない方でも安心して依頼できます。
ECサイト制作だけではなくロゴデザインや写真撮影、記事作成の代行も行っているので、ブランディングまで依頼したい方におすすめです。
設立 | 2013年11月 |
資本金 | 300万円 |
所在地 | 長野県長野市丹波島1-805 |
URL | https://apricot-design.com/ |
株式会社メテオリレイ
ECサイトの構築や運営を得意としており、事業も幅広く行っているのでさまざまな業種や業界のノウハウを持つ会社です。実績も3,000以上と豊富で、多言語化や越境ECの依頼も可能です。
豊富なプランが用意されていますが、中でもスタータープランは20万円からECサイト制作ができるので、低予算で依頼したい方におすすめです。
設立 | 2005年8月 |
資本金 | 1,100万円 |
所在地 | 東京都渋谷区神南1丁目15番 岩瀬ビル |
URL | https://www.meteorelay.jp/ |
株式会社イッパイアッテナ
株式会社イッパイアッテナでは「ASP型」「ショッピングモール型」「フルスクラッチ」など、さまざまなサイトを制作してきた実績をもとに、ECサイトの開設を支援しています。
「構築だけでなく運用経験のある会社に頼みたい」「きれいなデザインだけでなく売れるデザインを作りたい」などの要望に応えられる、コンセプト設計から運用まで幅広くカバーしてくれるのが特徴です。
設立 | 2019/04 |
所在地 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-26-1 JK吉祥寺ビルB1F-02 |
URL | https://ippaiattena.co.jp/ |
株式会社IKITA企画
ECサイト制作やリニューアル業務を行っている会社です。今までに1,000以上のECサイト制作に携わっているので、知見も豊富です。
ECサイトはすべてオーダーメイドで作成しており、テンプレートは使用していないので、独自性のあるECサイト制作をできます。打ち合わせはすべて制作のスタッフが担当しており、ECサイトの知識がない方でもスムーズにやりとりできます。
設立 | 2008年6月 |
資本金 | 1,000万 |
所在地 | 東京都江東区有明3-7-26 フロンティアビルB棟9階 |
URL | https://www.ikita.net/ |
知っておきたいECサイトの種類
ECサイトの中でも販売形式は複数に分かれています。今回はよく使われる「モール型」と「自社サイト型」の2つをご紹介します。
モール型
モール型は、1つのECサイト上に多数のショップが出店している形式のECサイトを指します。Amazonや楽天市場がモール型に該当します。
どちらも国内最大級のECサイトであり、ユーザーを集めやすいのが特徴です。信頼度も高く、顧客側も安心して商品を購入できます。
しかし、出店料や手数料などの費用が発生し、コストが嵩むケースも少なくありません。
自社サイト型
自社サイト型は、ドメインの取得やサイト構築などをすべて自社で対応するECサイトを指します。初期費用はモール型よりも必要ですが、出店料や手数料などの費用が発生しないのが特徴です。
デザインにも制限がないのでブランディングをしやすい反面、集客がモール型のECサイトよりも難しいでしょう。SNSや広告運用などを活用して、集客を実施する必要があります。
まとめ
今回は、ECサイト制作の方法、制作会社の選び方やおすすめの制作会社をご紹介しました。
ECサイト制作の会社を選ぶには、それぞれの会社の特徴を理解した上で依頼する必要があります。制作会社によって得意とする商材や費用の算出方法なども異なるため、複数の制作会社を比較したうえで選定することが大切です。
高い費用をかけたのにイメージと異なるECサイトが完成して後悔、といったことを防ぐためにも、事前に情報を集めたうえでECサイトを制作しましょう。