IllustratorとPhotoshop
そもそもこの2つのソフトは、Adobe社という同じ会社から提供されているデザインソフトです。
サブスクリプション型の有料ソフトで、使用している間は料金を払い続ける必要があります。
- 単体 月額3,280円
- Adobe社のその他のソフトがセットになった「Creative Cloudコンプリートプラン」 月額7,780円
が選べるので、お好みのプランを契約しましょう。
Illustratorとは
Illustratorは、イラストを描いたり、文字や作字、ロゴ作成、チラシ作成などに最適なソフトです。
Illustratorで扱ったものはベクターデータで扱われるので、拡大しても画質が落ちません。そのため、大きさの違うものに印刷する際に強く、印刷業界でも多く使用されています。
ベクターデータは、点の座標やそれを結ぶ線を数値データによって記録しています。そのため、拡大・縮小をしても再度数式によって数値が算出され、画質が劣ることなく表示されます。
Photoshopとは
Photoshopとは、写真の補正や加工ができ、色味の多い色彩や質感の調整を得意とするソフトです。
写真の明るさなどを調整するのはもちろん、背景の不要な要素を消したり、人物の表情を変えたりなど全く別の写真に作り変えることができます。
Photoshopで扱ったものはラスターデータで扱われるので、ピクセルを微調整することで細やかな色彩を表現できます。
ラスターデータは、縦横に並んだピクセルという点の集合体で描かれており、拡大をするとモザイクのようにたくさんのピクセルが並んでいてギザギザに見えます。
Wedデザイナーとしての使い分け方
Webデザイナーとしての2つのソフトの使い分けとしては、
Illustrator
- ロゴ作成
- 作字
- イラスト作成
など、サイト内の細かいパーツ作成に使用します。
Photoshop
- デザインカンプ作成
- バナー作成
- 写真、イラスト編集、加工
など、サイト全体に関する作成に使用します。
ここ数年では、デザインカンプやバナー作成を同じAdobe社のXDや、Figmaなどで行うことも多いです。これらのソフトは、より直感で作業できる簡易性や、プロトタイプの作成、仕事上で情報を共有する機能など、より効率よく作業できるようになっているので、こちらも必ず押さえておきましょう。
まとめ
今回は、2つのデザインソフトの違いについて解説しました。Web業界では主にPhotoshopでデザインをしながら、必要なパーツをIllustratorで作成しています。
ここ数年は、XDで行うなど日々ソフトの使用状況も変化しているので、新しいものに触れ、スキルの幅を広げていきましょう。
